あんさんぶるスターズ!オリジナルSSです。

オリジナルキャラ要素、オリジナル創作要素を含みますので注意してください。

 

 

・司視点

・一年の春休み時期

・司+憂

・朱桜司誕生日記念SS

 

 

 

*春の日に

 

 

 

Birthdayなんてこの年になって待ち遠しいなんて考えたこともなかった

そんなとある春の日の事ーー

 

夢ノ咲に入学してはじめての春休み

2年生に進級する前の準備期間

3年生だったLeaderと瀬名先輩は卒業し、新しいKnightsが動き始める

 

そんな春休みのとある休日の事だった

 

 

司「一緒にお誕生日会を?」

 

憂「…うん!」

 

 

私が失恋したのはとある冬の日

好きだった、大好きだった憂さんには好きな人がいて、その人と付き合っている

彼が帰ってきて変わった彼女をずっと隣で見てきたのだ

彼女が彼を好きなんだってわかってた

 

だけど私はまだ彼女…憂さんと一緒にいる

 

大切な友達で親友だから

それに彼…Leaderからにも頼まれているのだ

 

”おれがいない間、ウイを守ってやってくれ”と

 

なので未だに憂さんの騎士を務めているのだが…

 

 

憂「司くんと私って誕生日近いでしょう?だから一緒にパーティしたらどうかなって…レオさんや瀬名先輩達も誘って」

 

司「確か2日違いでしたね…でも6日は学校始ってますよね…」

 

憂「だから春休み最後の日はどうかなってレオさんが。お二人も本格的に忙しくなる前みたいだから…どうですか?」

 

司「…っ!う、上目遣いは反則です…////」

 

 

今だにこうやって彼女の言動、行動に胸がときめく

まだ、好きなんだ

そう思える自分が…本当にあきらめ悪いんだなと再確認する

 

 

憂「去年は…その…出会ったばかりであまり喋れなくて…それに入学式前でお祝いもできなかったし…」

 

司「そうですね。やりましょう、Party!皆さんお呼びして盛大に!」

 

憂「はい!」

 

 

彼女の嬉しそうな笑顔

それを守っていくのがあなたのことが好きな騎士のつとめ

 

その笑顔が大好きだからーー

 

 

憂「司くん…いつもありがとうございます」

 

司「え…」

 

憂「出会った時から司くんはいつも私を気にしてくれて…すごくうれしかったんです。友達になれて…嬉しかった」

 

司「私も、ですよ…嬉しかったです」

 

憂「なので…これからも仲良くしてくれたら…嬉しいです」

 

司「/////」

 

 

Leaderに伝えよう

 

 

司「憂さん…ずるいです…////」

 

 

まだ私は憂さんが好きなこと

そして、もし彼女を泣かせることがあるならば

私があなたから彼女の隣を奪うことをーー

 

 

憂「まずは誕生日会ですね。司くん、プレゼント楽しみにしててくださいね?」

 

司「ありがとうございます………大好きです」

 

 

小さくそっと囁いた

大好きな、あなたへーー

 

 

 

司くん、お誕生日おめでとう!

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・真緒視点

・恋人になった後の春のお話

・真緒×陽菜

・衣更真緒誕生日記念SS

 

 

 

*お前といっしょに。

 

 

返礼祭も終わり、春休みが近づいてきた暖かい季節

生徒会長になる俺はここのところ忙しくて、

カレンダーを見る余裕さえもなかったのかもしれない

 

だからお前のその言葉に気付かされたという訳で…

 

 

陽菜「真緒くん、お誕生日おめでとう」

 

真緒「え…?」

 

 

この通り素っ頓狂な反応しか返せなかったのだ

 

 

陽菜「その反応…もしかして忘れてた?」

 

真緒「あー…忙しくてそれどころじゃなかったかも」

 

陽菜「仕方ないなぁ。そんな時こそ真緒くんの彼女である私の出番だね!」

 

 

そう言って胸を張る陽菜

う…なんでこんなに可愛いんだ…疲れ果てていた心が癒される気がする

 

 

陽菜「真緒くんのために…はいっ!ケーキと、ジュースと私からのプレゼントと…あと…」

 

 

陽菜が生徒会室にある机に色々な物を並べはじめる

きっと俺のために用意してくれたんだろうなと思えるような代物ばかり

 

 

真緒「なんか…ありがとな、陽菜。こうやって祝ってくれるなんて…」

 

陽菜「そんな…祝うよ?絶対祝うよ?だって……真緒くんは私が大好きな人なんだし…」

 

真緒「!?////」

 

 

ほんと、こんな顔反則だろ…

だから俺は陽菜を抱きしめたくなって…我慢が効かなくなって…

陽菜を抱きしめていた

 

 

陽菜「ま、真緒くん////」

 

真緒「ありがとな、陽菜。俺も陽菜が一番好きだ、愛してる」

 

陽菜「うん…辛い時は辛いって言うんだよ?全力で支えるから…私の事も頼ってね」

 

真緒「ああ…頼るよ。だからそばにいてくれよな」

 

 

 

 

 

 

陽菜「あ。真緒くん口にクリームついてるよ?」

 

真緒「え…?どこ?」

 

陽菜「えへへ。しょうがないなぁ…」

 

 

そう言って陽菜が俺の口の端についたクリームを掬い取り、ぺろりと自分の口に運んでいく

 

 

真緒「ばっ…お前っ…////」

 

陽菜「いただいちゃった」

 

真緒「ほんと…陽菜には構わないな。俺も…」

 

陽菜「!?」

 

 

そっと、陽菜の口に口づける

 

 

陽菜「い、いきなり!?////」

 

真緒「口にクリームついてたから」

 

陽菜「う、嘘でしょ!?////」

 

真緒「どうだったかな?ごちそーさま☆」

 

 

久しぶりの優しい時間

俺の誕生日

 

祝ってくれて…ありがとな、陽菜…

 

 

 

エイリーク「あらあら。お二人とも楽しそうですわね」

 

なずな「中に入っていきづらいぞ…」

 

敬人「まぁまだ少し二人きりにさせておいた方がいいんじゃないか?」

 

ひまり「その後でみなさんでお祝いしましょう?」

 

スバル「サリーとヒッちゃんが楽しそうで俺らも嬉しいもん☆」

 

北斗「だな…」

 

織姫「ですわね」

 

真「その後でみんなでお祝いしよ!」

 

紗季「うんうん、せっかくの誕生日だもんね」

 

忍「衣更殿…おめでとうでござる!」

 

市華「うんうん、祝っちゃおう!」

 

莉茉「みんなでお祝い…楽しそうだね、ね、凛月くん」

 

凛月「だねぇ…。ま〜くん…お誕生日おめでとう」

 

 

 

真緒くんお誕生日おめでとう!!

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・莉茉視点

・恋人になった後の秋のお話

・凛月×莉茉

 

 

 

*好きなのに、ね。

 

 

 

照れ屋な私はあなたに素直に「好き」を言えない

でも…あなたにだから「好き」って言いたくて

 

だから今日もあなたに会いに行きますーー

 

 

 

放課後・ガーデンテラスにて

 

 

英智「今日もそよ風が心地いいね」

 

深雪「そうですね…ひまり先輩も部活動できたらよかったのに…」

 

英智「ふふ、深雪ちゃんは雪染さんに懐いてるんだね。仕方がないよ、敬人の仕事を手伝ってもらってるんだから」

 

深雪「ですね…でも、英智さんと一緒にお茶ができて…嬉しいです」

 

英智「かわいいことを言ってくれるね…抱きしめたくなっちゃうよ」

 

深雪「ええっ!?////」

 

創「英智お兄ちゃん。新しい紅茶淹れてきました〜」

 

英智「ありがとう、創くん」

 

深雪「ありがとうございます」

 

創「いえいえ…僕も紅茶部の一員ですから…ってわわっ!」

 

深雪「だ、大丈夫?創くん…!」

 

創「は、はい…大丈夫です…でも…」

 

凛月「すぅーすぅー」

 

創「なんでテーブルの下に…凛月先輩が?しかも寝てますし…」

 

英智「ちょっと無理矢理に誘ってみたんだけど…無理矢理すぎたかな?」

 

深雪「起きる気配が全くないですね」

 

創「凛月せんぱーい?」

 

凛月「……すぅ」

 

英智「仕方ないなぁ…深雪ちゃん。お願いがあるんだけど…」

 

深雪「はい?」

 

 

 

 

 

 

10分後ーー

 

深雪ちゃんからメールをもらった私はガーデンテラスに急いで走っていた

「英智さんが呼んでいる」

そうメールに書かれていた時はすごく驚いたけど…

私が呼び出される理由はなんとなく察しがついている

 

今までは衣更くんがこの役目を担当してたんだろうなって

 

そう、私と凛月くんが恋人になったからーー

 

 

莉茉「お、お待たせしました…っ」

 

英智「やぁ。待ってたよ」

 

深雪「ごめんなさい。急に呼び出しちゃって…」

 

莉茉「いえ…ご用件とは…?」

 

英智「うん、この眠ってる王子様を…ね。どうにかしてもらおうと思ってね」

 

莉茉「やっぱりですか…」

 

 

天祥院会長が指さした先にはいつものように凛月くんが気持ちよさそうな顔をして寝ている

寝ているのはいいのだけど…場所が問題だ

 

 

英智「いつもなら衣更くんに頼むんだけど…君が彼女、なんだよね?」

 

莉茉「あ、はい…////」

 

深雪「照れてますね♪」

 

莉茉「か、からかわないでよ…!!////」

 

 

照れてる顔を見られたくなくて私はそっと凛月くんに近づき腰を下す

整ったかわいらしい凛月くんの寝顔がすぐそこにある

それだけでドキドキしちゃう

ほんと…私って凛月くんが好きなんだ…

 

そう思いながら少し凛月くんに近づきつつ顔を覗き込む

するとその瞬間だったーー!

 

 

莉茉「凛月く……」

 

凛月「ん。いただき☆」

 

莉茉「んっ…////」

 

 

いきなり目がパチッと開いたかと思うと、いきなり私の顔が彼に引き寄せられる

伝わるのは凛月くんの唇の感触

 

 

凛月「り〜ちゃん、おはよ」

 

莉茉「ちょ、ちょっと…凛月くん!?////」

 

凛月「り〜ちゃんの照れた可愛い顔が見えたから…嫌だった?」

 

莉茉「いやじゃないけど…でもそこに会長と深雪ちゃんと紫乃くんが…!」

 

凛月「あ…エッちゃん、トツちゃん、は〜くんおはよ」

 

英智「おはよう、凛月くん。いいものを見せてもらったよ。僕も深雪ちゃんとキスしたくなっちゃった」

 

深雪「英智さん…!?////」

 

創「凛月先輩と橘先輩…仲良しなんですね」

 

凛月「うん。すっごく仲良し」

 

莉茉「うぅ…////」

 

 

正直恥ずかしさでそこから早く逃げ出したかったーー

 

 

 

 

 

 

1時間後ーー

あのままお茶会は何もなく順調に進み、お開きになった

皆が出て行ったガーデンテラスに私は凛月くんと二人きりになったわけで

 

 

凛月「ねぇり〜ちゃん。もしかして怒ってる?」

 

莉茉「……怒ってないけど」

 

凛月「じゃあなんでこっち向いてくれないの?」

 

莉茉「は、恥ずかしいから…!」

 

凛月「り〜ちゃん…」

 

莉茉「きゃあ!」

 

 

いきなり凛月くんが私を後ろから抱きしめた

後ろから伝わる暖かいぬくもり、感触…すべて凛月くんのものだ

 

 

凛月「そんな真っ赤になって恥ずかしがるり〜ちゃんが大好き。まだ慣れてないんだよね」

 

莉茉「……うぅ////」

 

凛月「照れ屋なり〜ちゃんが可愛いから俺もいたずらしたくなっちゃうんだよね」

 

莉茉「……んっ////」

 

 

いきなり首筋を舐められてびくりと体が反応する

そんな私はさらに顔が真っ赤になっていることだろう

 

 

凛月「ほんと可愛い…」

 

莉茉「凛月くん…もしかして私で遊んでない?面白がってたりしてない?」

 

凛月「俺はり〜ちゃんの反応を見るのが好きなんだよ。そうやって恥ずかしがる顔も真っ赤になる顔もだーいすき」

 

莉茉「う…////」

 

凛月「大好きだから、いじめちゃうんだよ」

 

莉茉「凛月くん…私も、凛月くんが好きだよ。好きだから照れちゃうんだし…」

 

凛月「うん、そんな照れ隠ししちゃうり〜ちゃんも大好き。俺が一番好きな人…」

 

莉茉「私も凛月くんが…一番好き」

 

凛月「ありがと。ねぇ…ここ、吸ってもいい?」

 

莉茉「また血を…?」

 

凛月「うん。だーいすきなり〜ちゃんの血、飲みたくて。ひとつになれる…そんな感じがするでしょ?」

 

莉茉「う…//// いいよ。凛月くんだから…凛月くんだけにあげる」

 

凛月「うん☆と、その前に…り〜ちゃんこっち向いて?」

 

莉茉「なに?…って…!!////」

 

 

正面を向いた私を思い切り抱きしめる凛月くん

彼の顔が胸元にうずくまるくらい強く抱きしめられる

 

この人から大事にされているーー

 

そう心から感じられる抱擁

 

 

凛月「大好きだよ。莉茉。だから…ずっと、ずっと一緒にいて」

 

莉茉「うん…」

 

 

こうして再び口付けを交わす

先ほどとは違う深い深い口付け

 

私は素直になれなくて…中々凛月くんに「好き」と言えなくて

 

でもこんな私を凛月くんは「かわいい」と言って「好き」になってくれた

 

私もずっと、凛月くんと一緒にいます

ずっと、ずっと…

 

 

凛月「やっぱりり〜ちゃんは可愛いね。じゃあ血ももらっちゃおうかな〜」

 

莉茉「ほ、ほどほどにお願いします」

 

凛月「は〜い☆」

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・渉×美織

・過去のお話

 

 

 

*私と貴方と贈り物。

 

 

 

地味な私は

貴方に釣り合うそんな存在するになれていますか?

 

 

 

ーー今から2年前の夏の事

 

脚本家になりたいという夢を抱きながら

私は高校受験で受ける学校を迷っていた

 

普通の学校でもいいけどピンとこない

 

悩んで悩んで…外の空気を吸うために街に出掛けていた

 

 

美織「ほんと…どうしよう…」

 

 

そんな時に私の元に聞こえてきたのは

明るく透き通る、大きな声

 

 

???「Amazing!さぁ、私のこの奇術で皆を幸せにしましょう!」

 

美織「…!!」

 

 

そこで繰り広げられていたのはストリートの即効劇

何人かの高校生が道で小さな劇を繰り広げていた

その中でも目立つのは髪の長い整った顔の男性…

 

魔法使いの役なのか、

彼が色々な魔法を手から生み出す

 

そして彼が感情を表すたびに彼を観る観客が彼に夢中になる

 

私もそんな彼から目が逸らす事が出来なかった

 

 

 

 

???「ありがとうございました!」

 

 

夢中になって時間を忘れていた

いつの間にか彼達の劇は終わり、周りがたくさんの拍手をおくる

 

私もたくさんの拍手を彼におくった

 

なんて素晴らしい劇なんだろう

やはり私は演劇が大好きだ

 

彼に教えてもらった気がする

私の歩むべき道をーー

 

 

???「おや?」

 

美織「あ…」

 

 

溢れる感動を拍手で伝えていたら彼と目があった

周りが拍手をやめていたのに私だけが拍手していたので目立ってしまったのか…

 

 

???「拍手、ありがとうございます」

 

 

華麗なまるで王子様のようなお辞儀に急に緊張してしまう

ドキドキ、心臓が高まる

 

 

???「たくさんの拍手は次の励みになります、貴女は中学生ですか?」

 

美織「は、はい…!あ、演劇すっごく良かったです。もう言葉が出ないくらい」

 

???「おやおや、ありがとうございます」

 

美織「私、脚本家志望なんです。貴方の演劇を見て、進む道が分かりました」

 

???「それは嬉しいですねぇ。貴女の道の手助けになれたのなら嬉しい事はないですよ。しかし脚本家…ですか…」

 

 

急に彼が何かを考え込む

 

 

???「貴女、夢ノ咲学院に来ませんか?私は夢ノ咲学院の生徒なんですよ。芸能に特化したアイドル科もありますし、なんといってもこの私が演劇部にいるのです!立派な将来輝く脚本家に貴女を育ててみせましょう!」

 

美織「は、はぁ…」

 

 

いきなりの提案に驚く

夢ノ咲学院…調べていた学校の中にあったし候補にもしていた

 

私の心は揺らぐ

 

貴方の言葉が胸に突き刺さる

 

 

美織「アイドル科…でも地味な私なんか…」

 

???「むぅ…ではこれを差し上げましょう」

 

 

すると彼は急に荷物置き場のバックなら何かを漁り、それを手に取ると私に差し出してきた

 

 

美織「これは…?」

 

???「リボンです。さぁ後ろを向いてください?」

 

美織「はい…?」

 

 

すると彼は私の髪を少し結い、リボンで結んでくれる

 

 

???「ほら、可愛くなりました」

 

美織「わぁ…」

 

 

さっと鏡を差し出してくれる

そんな鏡に映るのはサイドアップテールになったいつもと違う私がいた

 

 

???「凄く似合いますよ。それは貴女に差し上げましょう」

 

美織「え…え…ありがとうございます////」

 

???「ふふ、いい逸材を見つけました。また貴女に夢ノ咲学院で再会出来る日を楽しみにしています☆」

 

 

そう言って長い髪をなびかせ

彼は去っていったーー

 

これが私が夢ノ咲学院を受験しようと決めた出来事ーーー

 

 

 

 

渉「おやおや美織さん。髪飾りが取れかけていますよ?」

 

美織「え、どっちのですか?」

 

渉「私が直して差し上げましょう☆」

 

美織「わ、渉先輩っ?」

 

渉「(貴女は気付いていないのかもしれない…だけど私は知ってます。あの日の少女は貴女なのだと。私に会いに来てくれてありがとうございます、美織さん)」

 

渉「できましたよ」

 

美織「ありがとうございます…」

 

渉「ふふ、やっぱり可愛いですよ、似合っています」

 

美織「……だってこれは大切な人がくれた私の宝物ですから。ね、渉先輩?」

 

渉「…!!」

 

 

私の宝物ーー

地味な私が魔法にかかる、貴方からの贈り物。

 

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・芽亞視点

・恋人になった後の秋のお話

・零×芽亞

 

 

 

*暗闇とふたりきり。

 

 

 

私の好きな人であり恋人のあの人はーー

誇り高い『吸血鬼』ーー

 

 

零「さてと。今日もここに引きこもろうかのぅ」

 

芽亞「ダメです」

 

 

少し手のかかる、年上の恋人ーーー

私の一番好きな人ーーー

 

 

とある日の放課後、音楽室

私は今日も今日とて授業の後零さんに捕まった

私から会いにいこうとしていたから別に問題はないのだけれど…

少しは私の用事というものも気にしてほしい

 

 

零「なんでじゃ。芽亞も一緒に寝ようぞ?気持ちいいぞ?」

 

芽亞「まだ練習しておきたいんです、せっかく音楽室に来たんだし…軽音楽部の練習しておきたいので」

 

零「芽亞は真面目じゃな」

 

芽亞「!?そう言いながら後ろから抱きしめてこないでくださいっ!もし誰か来たら…」

 

零「うむ…見せつけたらいいんじゃ」

 

芽亞「は、恥ずかしいですっ////」

 

零「今、この時間帯に来るならわんこか、葵兄弟くらいじゃからな…ひなたくんゆうたくんは空気を読んでくれるじゃろう」

 

芽亞「読まれても困ります!明日どんな顔して会えばいいのか…!」

 

零「わんこは…まあ、怒るじゃろうなぁ、楽しみじゃ♪」

 

芽亞「楽しまないでくださいっ…////」

 

 

そう言いながら零さんが私の肩に顔を埋める

間近にあるその感覚と暖かさがくすぐったい

 

そんなときだったーー

突然音楽室の扉が開いたのは…!!

 

 

凛月「兄者。ちょっといい…!?」

 

零「え?」

 

芽亞「あ…」

 

 

音楽室の扉を開いたのはまさかの朔間先輩だったーー

私のすぐ近くにある零さんの顔が真っ青になっていくのが分かる…

 

 

凛月「失礼しましたー」

 

零「ああああ!凛月!凛月!!行かないでおくれ〜!どうしたんじゃ?お兄ちゃんに何か用事か!?」

 

凛月「いや…そんな大した用事じゃないから…俺のことは気にせずに続きをどうぞ」

 

零「ああああ!!口調は穏やかなのに目が笑っておらん!!」

 

凛月「後輩に抱きついてスリスリしてる兄者なんて…さいてー」

 

零「感情がこもってないぞい!?」

 

 

零さんの弱点は弟の朔間凛月先輩だ

重度のブラコンでこうやって朔間先輩に会うたびに毎回のようにこのやり取りが繰り広げられる

 

 

莉茉「もう…凛月くん。そんな風に突き放しちゃ朔間先輩泣いちゃうよ」

 

凛月「り〜ちゃん…もうこれ泣いてると思うんだけど」

 

零「りーつー…!!」

 

莉茉「た、確かに…」

 

 

朔間先輩の後ろからひょこっと現れたのは

そんな朔間先輩の恋人の橘先輩

零さんと朔間先輩のつながりで私もよく仲良くしてもらっている

 

 

芽亞「こ、こんにちは。橘先輩」

 

莉茉「こんにちは。ごめんね…なんだか邪魔しちゃって…」

 

芽亞「いえ…////」

 

凛月「ねー…り〜ちゃん。やっぱり帰ろうよ〜…」

 

莉茉「だめだよ。Knightsのお仕事で月永先輩の代わりに来たんだし…ちゃんと伝言しなきゃ」

 

凛月「む〜。じゃあ終ったらり〜ちゃん…俺を抱きしめてよしよししてくれる?」

 

莉茉「!? しょ、しょうがないなぁ…////」

 

凛月「やった♪兄者」

 

零「!?何かの!凛月!」

 

凛月「今度うちと合同ライブの仕事の依頼が来てるから。明日うちの王さまと打ち合わせしてよね。あ…王さまが見つからなくて不在の場合はセッちゃんが代わりに行くから…じゃ」

 

零「早口!?というかもう帰るのかの?」

 

凛月「俺は今からいっぱいり〜ちゃんに甘えさせてもらうの♪じゃあね〜」

 

莉茉「り、凛月くん!?////じゃあ、失礼します。朔間先輩、芽亞ちゃん…!」

 

 

そう一方的に告げて二人は教室から出て行った

残されたのは…私と少しショックを受けていた零さんだった

 

 

 

 

 

 

芽亞「もう…元気出してください。いつもの朔間先輩だったじゃないですか」

 

零「吾輩はいつも凛月に嫌われておるのか…」

 

 

あれから数十分

完全に落ち込みモードに入った零さん

そんな零さんを元気にさせようと奮闘するも弟のあの態度が相当きたらしい

 

 

芽亞「元気出してくださいって…私にできることなら何でもしますから」

 

零「何でも?」

 

芽亞「は、はい…!」

 

零「なら…一緒に寝てくれるかのう?」

 

芽亞「え…きゃあっ!」

 

 

私が返事を告げる前にいきなり手をひかれ棺桶に引きずり込まれる

零さん愛用の棺桶だ

一人用に作られたそれに二人で入るのは少々というかかなりきつい

 

ぎゅうぎゅう詰めの密着した空間で私の心臓がばくばくとうるさく響く

 

 

零「芽亞…ドキドキしてるんじゃな。鼓動が伝わってくるぞい」

 

芽亞「だって…近いし暗いし////」

 

零「そんな芽亞も可愛い…」

 

 

そう言って零さんから塞がれる唇

甘く深い零さんからのキスに驚きながらも彼に必死にキスでついていく

 

 

芽亞「…れ、零さんっ////」

 

零「芽亞…すっごく可愛いぞ…さすが吾輩の彼女じゃ」

 

芽亞「は、恥ずかしいです…」

 

零「好きな人と一緒にこの暗闇で二人きり…吾輩は幸せじゃな」

 

 

そうしてまた零さんからのキスが降ってくる

先ほどまで落ち込んでいたあの零さんが嘘のよう…

 

私を抱きしめて顔をうずめ、口づけをくれる

せまいせまい棺桶の中で私たちは抱きしめあっていた

 

 

零「また吾輩が落ち込んだら…こうやって吾輩を励ましてくれるかのう?」

 

芽亞「当たり前です…私は零さんが大好きなんですから」

 

零「ありがとな、芽亞…」

 

 

できればずっとこの暗闇の中でーー

そんなことを思いながら私は零さんに体を預ける

 

大好きな零さんへーー


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